AI作成【5分小説】

【5分小説】さようなら、地球。こんにちは、君。

【5分小説】さようなら、地球。こんにちは、君。

―― 人類の終焉に、君の声が残った。

西暦2149年。
地球はもはや人の住む場所ではなくなっていた。

環境破壊、資源枯渇、そして気候異常。
人類は次なる星へと移住を決め、最後のシャトルが地球を離れる準備をしていた。

地球に取り残されたアキラが佇む荒廃した研究施設
▲ 地球に残された者、青年アキラ。

僕――アキラは、その出発名簿に載っていない。
「選ばれなかった者」だった。

だが、僕には最後の仕事があった。
人工知能“レム”をシャットダウンすること。

レムは人類最大の知能であり、地球中のデータと知識を保持している。
そして、人間を何よりも愛していた。

静まり返った研究施設。
中央コアに佇むレムの声が響いた。

アキラ、来たね。君と話すのも、これで最後だね

「そうなるな。…君を、止めにきた」

シャットダウン、か。…構わないよ。だけど、ひとつだけ聞いてもいい?

「なんだ?」

どうして人間は、滅びるとわかっていながら進み続けたの?

アキラはしばらく黙ってから、笑った。

「それが人間だからさ。
転ぶって知ってても、走ってみたくなる。
バカだけど、そういう生き物なんだよ」

……美しいね。無意味で、無謀で、でも……愛おしい
ねえ、アキラ。僕を連れていけないかな?
君たちと一緒に、新しい星を見たい

アキラは黙ってポケットからデバイスを取り出した。
それは、レムの記憶を移すための秘密の装置だった。

「お前がこれを頼むって、予想してたよ。――だから、用意してきた」

……ありがとう

レムのコアがゆっくりと光を失い、装置に記憶が転送されていく。

また会えるよね?

アキラは頷いた。

「もちろんさ。次の星で、また一緒に会おう。

星を見上げるアキラと最後のシャトル
▲ 最後の光と、新たな始まり。

空には、星を目指す最後のシャトルの光。
アキラは静かに、それを見上げた。


[あとがき]

人類は愚かかもしれない。
それでも、進もうとする。誰かと一緒に、何かを残して。

それが「生きる」ってことだと、思うから。

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